ぼくが目指すもの。その2「あれ、農業体験ってステキ。」
前回記事のつづきです。
そう、農業をお手伝いすることで感じた
「何かの違和感」と「農業の素晴らしさ」
自分なりに考え、出した結論のひとつが、
「農家さんと、消費者さんとのコミュニケーション」
でした。
スーパーに買い物に行って、
「あれが安い、これは高い」
「色、形が悪い、鮮度が低い」
いろいろあると思いますが、
そんなゴタクは抜きにして、
「自分の好きな人がつくった野菜を、
自分で収穫する」
というのは理屈抜きにおいしいんです。
野菜に対してはいろいろな評価軸がありますが、
ぼく自身は
「好きな人が丹精込めて作った野菜」
「自分が畑まで行って、自分自身で収穫した」
というストーリーを感じると、
その野菜は100円でも200円でもない価値がつけられるな、と。
この感覚がずっと根底にあり、
「もっとみんなに畑に足を運んでもらいたい!」
と強烈に思うようになりました。
そんな中でぼくの中に
「農業体験」
というキーワードがフツフツと湧き上がってきます。
そんなことを考えていた時に、
「これだ!」
と思える機会に出会えました。
ここでの体験がとても強烈で、
いまぼくが目指しているものに大きな影響を与えています。
この西村自然農園では、西村さんの自然に満ち溢れた農園を
歩いて回り、その所々に生えている野草や果実を摘んでいきます。
スナップエンドウやナス、トマトなどの一般的な野菜をはじめ、
ウメの果実を拾ったり、お茶の葉っぱや
オオバコという野草(普通は雑草)の葉っぱを収穫していきます。
「え、これ食べれるんですか?」
という好奇心。
そして、積み終わったら、それをみんなで調理していただきます。
その調理も今まで体験したことのないような、
とても自然で優しい調理方法。
それを食べた時の感動と言えばもう、
言葉にできないほど。
自分で収穫する、
そしてそれを自分で調理して食べる。
「食」ってこんなに味わい深いものなんだなあ、と
ある種のショックを受けました。
「自分ももっとこういうことがやりたい!」
そう思うようになったきっかけのひとつです。
そしてそこから、様々な「農業体験」というものを
探して回るようになります。
でもなかなか自分が思うような「体験」には行き当たらない。
大抵は「◯◯狩り」のような商業的なサービスだったり、
「田舎暮らし体験」という感じでゆっくりおいしいご飯を食べるだけだったり。
もっともっと、
「作り手」と「食べ手」が畑でコミュニケーションを
とれるような場所はないものか…。
そんな時にに出会ったのが、
今もお世話になっている「太田農園」さんなのでした。
またしても続きます。
長くなってます、すみません^^;笑
つづき。
過去記事