畑から。〜農家民宿への道のり〜

愛知県の知多半島で農家民宿開業に向けて邁進中。なかなか開業が難しい業界なので、備忘録を兼ねて誰かのお役に立てれば幸いです。道のりに足跡を残していきます。

ぼくが目指すもの。その2「あれ、農業体験ってステキ。」

 

前回記事のつづきです。

 

hatakekara.hatenablog.com

 

 

そう、農業をお手伝いすることで感じた

「何かの違和感」「農業の素晴らしさ」

 

自分なりに考え、出した結論のひとつが、

 

「農家さんと、消費者さんとのコミュニケーション」

でした。

 

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スーパーに買い物に行って、

「あれが安い、これは高い」

「色、形が悪い、鮮度が低い」

 

いろいろあると思いますが、

そんなゴタクは抜きにして、

 

「自分の好きな人がつくった野菜を、

 自分で収穫する」

 

というのは理屈抜きにおいしいんです。

 

野菜に対してはいろいろな評価軸がありますが、

 

ぼく自身は

「好きな人が丹精込めて作った野菜」

「自分が畑まで行って、自分自身で収穫した」

というストーリーを感じると、

その野菜は100円でも200円でもない価値がつけられるな、と。

 

この感覚がずっと根底にあり、

「もっとみんなに畑に足を運んでもらいたい!」

と強烈に思うようになりました。

 

そんな中でぼくの中に

「農業体験」

というキーワードがフツフツと湧き上がってきます。

 

 

 

 

そんなことを考えていた時に、

 

「これだ!」

 

と思える機会に出会えました。

 

 

愛知県豊田市の小原村にある「西村自然農園」さん。

 

www.nishimura-n.net

 

ここでの体験がとても強烈で、

いまぼくが目指しているものに大きな影響を与えています。

 

この西村自然農園では、西村さんの自然に満ち溢れた農園を

歩いて回り、その所々に生えている野草や果実を摘んでいきます。

 

スナップエンドウやナス、トマトなどの一般的な野菜をはじめ、

ウメの果実を拾ったり、お茶の葉っぱや

オオバコという野草(普通は雑草)の葉っぱを収穫していきます。

 

「え、これ食べれるんですか?」

という好奇心。

 

そして、積み終わったら、それをみんなで調理していただきます。

その調理も今まで体験したことのないような、

とても自然で優しい調理方法。

 

それを食べた時の感動と言えばもう、

言葉にできないほど。

 

自分で収穫する、

そしてそれを自分で調理して食べる。

 

「食」ってこんなに味わい深いものなんだなあ、と

ある種のショックを受けました。

 

「自分ももっとこういうことがやりたい!」

そう思うようになったきっかけのひとつです。

 

そしてそこから、様々な「農業体験」というものを

探して回るようになります。

 

でもなかなか自分が思うような「体験」には行き当たらない。

大抵は「◯◯狩り」のような商業的なサービスだったり、

「田舎暮らし体験」という感じでゆっくりおいしいご飯を食べるだけだったり。

 

もっともっと、

「作り手」と「食べ手」が畑でコミュニケーションを

とれるような場所はないものか…。

 

そんな時にに出会ったのが、

今もお世話になっている「太田農園」さんなのでした。

 

 

またしても続きます。

長くなってます、すみません^^;笑

 

つづき。

 

hatakekara.hatenablog.com

 

 

 

過去記事

ぼくが目指すもの。その1「学生時代」

ぼくが目指すもの。その3「宿だ!」

ぼくが目指すもの。その4「で、結局なにがしたいわけ?」